UVケアは一年中必要か??

フェイシャル

紫外線は一年中降り注いでいる
寒い冬を越え、暖かい日が増える春。テレビでも紫外線対策のUV製品のCMが増えてきて、今までそこまで意識していなかった人も意識し始める人も増えるのでは無いでしょうか?でも、大きな間違いなんです。

紫外線ケアは一年中必要かつ外出する場合は朝〜晩まで必要なのをご存知でしたか?

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出典:日本ロレアル

図を見ていただいて分かる通り、紫外線は一年中降り注いでいます。確かに月ごとでその量に違いはありますが、少ないと思われがちな冬の季節でも充分にお肌には危険な量が降り注いでいます。

紫外線は3月頃から急激に増え、11月頃に少しだけ落ち着きを見せますが決して安心せず一年中ケアをしましょう。

紫外線って??
一言に紫外線といっても

◦UVA波・・・紫外線の総量が90%近くユックリと肌の奥深くまでダメ−ジを与える

◦UVB波・・・いち早く地表に届き、表面上にダメ−ジを与えUVAより害がある

◦UVC波・・・紫外線の中で一番有害な光線だが、ほぼ地表には届かない

の3つの紫外線があります。これらの紫外線はそれぞれ特徴があり、全てがお肌には危険な光線です。

ただ、UVC波については、オゾン層でほぼ全てを吸収されてしまうので、地上にはほとんど届かないです。ただしこのUVC波が一番危険な紫外線と呼ばれており、オゾンホ−ル(オゾン層が破壊されている)があるところは充分に注意が必要です。

お肌をケアする上で知っておきたいのが、このUVAとUVBの違いです。

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また、季節によって量の違いが出て、UVAは特に初夏に多い(5月〜6月)と言われています。UVAは天候に左右されないのが特徴で、曇りや雨でも地表まで降り注ぐのが特徴です。

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UVAは量も多く、肌表面を突き抜け肌の奥までダメ−ジを浸透させます。それは肌の真皮層まで届くと言われ、肌のコラ−ゲンを破壊すると言われています。つまりシワやタルミの原因となります。(肌老化)

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出典:ロ−ト製薬

UVBは真皮層までは届かないですが、肌表面を黒くさせる(日焼け)特徴があり、シミやクスミの原因となります。毒性はUVA波よりも強いので、安心していると皮膚ガンなどの原因にも繋がってきます。

曇りや雨は大丈夫?
紫外線は太陽光線に含まれているので、晴れていればそれだけ強く降り注がれます。曇りや雨で暗いからといって紫外線がシャットアウトされることはありません。(UVAは天候に左右されにくい性質があります。)

 

Img study052出典:ロ−ト製薬

一日の中での紫外線量

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参考:環境省 紫外線環境保健マニュアル

 

図のように、時間帯によって古注がれる紫外線量に違いはありますが、夜でもまったくのゼロという訳ではありません。また、朝だからといって油断せず通勤時間帯もシッカリとUV対策を施しましょう。特に日中は紫外線も強く暑い季節になると汗で日焼け止めが流れてしまう場合(ウォ−タ−プル−フ以外)がありますので、こまめに日焼け止めの塗り直しなどをしましょう。お化粧をしている場合は、スプレ−式の紫外線止めもありますので有効に使いましょう。

日焼け止めのSPFとPAの違いは?
日焼け止めのパッケ−ジなどに記載されているSPF50+ PA++などの意味はご存知ですか?

|UVB対策に効果的な「SPF」

SPFは短時間で肌に赤味や炎症を起こさせ黒化につながりやすくなるUVB波を防ぐ効果指数をいいます。1〜50+までの数値は何も塗らない場合に比べどれくらいの時間防止できるかの違いになり、数字が大きければ大きいほど長時間効果が持続します。

|UVA対策は「PA」

PAとは一時期的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌の弾性を失わせるUVA波を防ぐ効果の目安となります。4段階の「+」マ−クで表示され、数が多いほどUVA防御効果が高くなります。

 

ではSPF30+というのは30分の効果時間という訳ではありません。よく勘違いをされ30分置きに塗り直しをされる方もいると思いますが、粘りの強い日焼け止めを強くこするように塗り直すと逆に肌にストレスをかけてしまい、別の悪い影響を与えてしまう可能性があります。またこれらの数値が大きければ大きい程良いというわけでもありません。お肌状態や屋外にいる時間によって適性に使い分けるのが良いと言われています。

特にSPF数値を高いものを好む人が多いですが、それらの数字は何を表しているかというと

UVB波の影響は紫外線を浴びてから20分後に現れると言われ、それを基準としています。

SPF30=20(分)×30=600(分)です。

つまりSPF30で約10時間はUVB波の影響を防止する効果があると言われています。

逆に数値が多ければ多いほど、肌への負担が増えるので、出掛ける時間やロケ−ションによって使い分けましょう。

ショッピングなど室内での行動が多く、移動が車などの場合はPA++で充分でしょう。

外にいる時間が2時間程度であれば、SPF10〜20、オ−ルマイティがSPF30 PA++が良いと思います。

肌トラブルは時間差
紫外線ダメ−ジや様々な肌ダメ−ジはすぐに表には出てこないことが多く、平均6ヶ月後に表面化すると言われています。つまり今表に現れている肌トラブルは過去のUVケアの結果とも言えます。また加齢も当然肌トラブルに大きな影響を現しますが、逆に40代50代以上でも美肌の方もいらっしゃいます。日々の積み重ねが将来の自分の姿を現しますので若いからといって油断しないようにしましょう!

 

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